2009年11月21日土曜日

Commencal 05 Supreme DH にe.thirteenのデバイスを付ける

タイトル通りな訳ですよ、ハイ。もの凄いレアネタだと思いますね(笑)


Supremeのスイングアームは結構横にはみ出ていて、そのおかげ様でデバイスの選択肢が無いわけですね~。

てな訳で、愛の伝道師TSちゃんが人柱となって、Supremeにe13のデバイスを付けてみようじゃないか、って企画です。



先ずは、BBシェル幅を測定。



68mmですね。

シマノのホロテク2クランクを付ける場合、2.5mmスペーサを左に1枚、右に2枚挟む事となりますな。

次に、このSupremeのデバイス用の台座は旧ISCG規格なので、e13を付ける場合にはISCGの05規格のアダプタが必要となりますね。

e13を買うとデフォルトで付いてきます(多分)。



コレです。

コレをBBと一緒に挟み込むことで台座をISCGの05規格にできる訳ですね。

写真の通り段が作られていますね~。

裏は平らです。

台座無しのフレームに取り付ける際、デバイスが飛び出ないように段が付いてるわけですが、Supremeに取り付けの際は素直に段を内側に組んでしまうと、標準で付いている台座に当たり取り付け不能となります。



こんな感じ。

スペーサをたくさん入れれば良いのですが、BBのネジのかかりや後のデバイスの位置の関係もございまして、逆さに付けます。



こんな感じですね。

さて、アダプタをBBと一緒に挟み込むのですが、コレの厚みは2.5mmあります。

従って、右側に挟むスペーサは1枚減らします。



こんな具合になります。

右はスペーサを内側にします。



付きました。イイ感じィ(笑)

旧ISCG台座を利用してアダプタの位置決め&回り止めをしても良いかも知れませんね。

ここまでは特に問題がないのですが、いざデバイスを付けてみると問題がありますデス。



スイングアームとデバイスの隙間が少ない。

台座とデバイスの間に1mm位のワッシャ(e13に付属)を挟んでますが、隙間はこんなもんです。

アダプタの向きやBBに挟むスペーサの位置にこだわったのはここの隙間を出来るだけ広くするためだったのですYO。

しかし、このままだと、上側のチェーンガイドを止めているナイロンナットが付かない訳ですYO。

でも、これ以上デバイスを横にズラすとチェーンラインがヤヴァくなります。

対処はこうします。



ナットを薄くする。

ナットを買ってきて、グラインダーでゴリゴリ削ります。

デバイスと同じ厚みになるまで薄くしてくださいね。

取り付けの際は緩み止めでネジロック(低強度)をお勧めします。

ワタクシは何も付けてませんが、何か(笑)。



デバイスが取り付きましたYO。

ここでクランクを付けてみると・・・



インナーギア用の台座がデバイスに当たります。

このままでは固定クランク(笑)になってしまうので、こんなモノを用意しました。



6mmのスペーサ。

どっかで買ってきてください(爆)。

コレをクランクのシャフトにかませると・・・



隙間が開きました。

左クランクを付けて、ハイ完成・・・・って、チョイマチ。

クランクは68/73mmシェル用。右側に6mmのスペーサをかましたから、当然左側に出てくるシャフトの長さは-6mm・・・

このまま取り付けて乗ると、嵌合不足で左クランクがモゲマス・・・

実際モゲマシタ・・・

解決策として、シェル幅83mm用のクランクを使用します。

コレも買ってきてください(笑)。

15mmほどシャフトが長くなるので、計算しますと・・・

シャフトが伸びた分 - 右に入れたスペーサの分 = 左に入れるスペーサの厚み
∴ 15mm - 6mm = 9mm

となりますな。

9mmのスペーサは無かったので8mmのスペーサを使いますた。

多分±1mmは許容差だと思われ、無問題(爆)。

で、こんな感じになります。




8mmスペーサを入れた図。

カクシテ、デバイスはちゃんと付きました。

めでたしめでたし。

分かりにくいところは、メールその他でご連絡いただければ、出来る範囲でお力になりますデス。


考察です。

1.デバイスの種類について


旧ISCG規格のデバイスであればアダプタはいらない事になりますね。

その際は、台座とデバイスの間に長いスペーサを挟み、長いボルトで固定すれば出来そうです。

ただし、LG-1やmrpのG2のような、デバイスに保護用スキッドが付いたものだと、岩等にヒットした際、ボルトがもげる可能性があります。

最悪フレームが逝きます。

クランクにバッシュガードを取り付けるモデルを選ぶ事が無難だと判断しますね。



2.クランクについて

ワイドシェル対応のクランクを使用しないと今回の作業はうまくいかない事が判明しました。

かつ、スペーサが必要となる事がネックとなっています。

某氏より、RaceFaceのDIABOLUSだと調整が効くとの情報を聞きました。

調べた結果、情報の2/3がガセネタでした。

DIABOLUSの種類は68/73mm、83mm、100mmシェル用がありますた。

つまりDIABOLUSも今回のデバイス取り付けに関しては83mm用をチョイスするし同じ作業をするしかないわけですよ。(100mm用でも良いけどw)

では、某氏は何を根拠にDIABOLUSが調整可能と言ったのか。

未確認情報ですが、DIABOLUSにはデフォルトでスペーサの設定があるって事と推測。

ワタクシは某所よりスペーサを購入していますが、RaceFace用はお店で買えるって事でしょう。

つまり、RaceFaceを選ぼうがシマノを選ぼうがやる事は変わらないって事ですな。


メモ:
ホロテク2の、クランク固定ボルトを締める際のコツは、2本同時に締めることです。
1本ずつ締めていくと、片側のボルトが緩み、数回に分けて締める必要がある上に、締め付け不良で緩む可能性があります。

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