KOWA CX オーバーホール

スムースな動きなんですけどね～、なんかスティック感が否めない。

てな訳でKOWA CXのオーバーホールです。

こいつです。

まずはトラベルアジャストのダイヤルをOPENにして、エアスプリングのエアを全て抜きます。

ダンパー側のトップキャップを外します。22mmのソケットです。

外したら中のオイルを抜きます。何度もストロークさせて出来るだけ抜きます。

トラベルアジャストノブの芋ネジを緩め、ノブを外します。

エアバルブを9mmのスパナ、又はソケットで外します。

リバウンドダイヤルの芋ネジを緩め、ダイヤルを反時計回りに回して外します。

ボトムを固定するナットを8mmのスパナ、又はソケットで外します。

オイルが出るので注意です。

コレでインナーとアウターを分離できます。

ひん曲げないように注意して引っこ抜きましょう。

エアスプリング側のトップキャップを外します。

すると、スプリングユニットが引っこ抜けます。

ダンパー側のインナーです。Cリングを外し、ダンパーのピストンを取り外します。

ここまでバラスと、こうなりますね～。

案外単純な構造だったりします。

向かって上側がエアスプリングユニット。下がダンパーユニット。

コレがダンパーのピストン。

か細いロットが真ん中に挿入されています。

ロットは上から抜けます。こいつでリバウンド調整をするわけです。

エアスプリングユニットをばらした所です。こいつがインナーの中をｽﾞｺｽﾞｺ動いているわけです。

こじれて付けられていたのか、潤滑不良か、かじってます（泣

ペーパーあてて馴らしましたが、インナーの方にも傷が入っていてもうﾀﾞﾒでしょう・・・

フォークがよじれた方向に傷が入っているので、まぁ、剛性不足かエアユニットの寸法が良くないのかって所でしょう。

ダンパーオイルは140cc入っていました。

全体的にグリス類は最小限しか使っていない感じで、油汚れは少ないです。

おかげでカジリが発生していますが・・・

昔のKOWAと比べるとアセンブルが雑な気がしたりして・・・

この後、各部にグリスをたらふくつけ、再組み立てを行いました。

動きは今まで通りです。残念ながら改善はされませんでした。

スライダーが悪いのか、インナーとアウターの寸法が出ていないのか・・・

基本は良い出来なんですけどね～～。

もう1本購入を考えていたのですが、ちと二の足踏んでます。